パイプフォーム

お知らせ

パイプフォームは船舶などに使用されるパイプ（フランジ管）を精度よく製作するための短管計測・再現機です。
船舶にはあらゆる場所に配管がめぐらされており、3万トンクラスの船には1万本もの配管が使われています。
不良管発生や安全性の問題を解決できます船舶のブロック間や機械との取り合い部分をつなぐ接続管の場合、「現(場)合わせ」や「型取り」といった方法がとられています。 これら従来の方法では不良管が発生することも度々あり、材料や製作に要した人件費が無駄になるなどコスト面で大きなロスが生じてしまいます。 また、狭い船内での運搬作業や火気使用による事故の危険性も多くはらんでおり、実際に事故も発生しています。

パイプフォームはこれらの問題を解決すべく誕生した画期的な計測機(計測器)を使用することにてフランジ間の距離、フランジ面の傾き、フランジのボルト穴の穴振りが正確に計測できます。

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導入のメリット

品質レベル向上

配管製作で最も難しいのは管形状を精度良く設計して製作しフランジ穴位置を合わす事ですが、パイプフォームはこの作業を熟練者なしでも出来るようにしたシステムです。誰が製作しても品質のよいパイプができあがります。

コスト削減

船内で型をとって持ち出す工程がなくなるので、パイプの搬入、搬出に伴う重量物運搬作業が半減します。また不良管がなくなるため、それに要していた時間とコストの大幅な削減になります

安全対策

船内でのフランジ間の位置関係を計測するだけなので、型をとるための溶接や、現場合わせのための切断など使用する火力が必要なくなり火災予防となります。狭い船内への運搬作業が半減することも事故防止となります。

品質面のメリット

• 計測による正確な管一品図が作成可能
• 現場再現による正確な管一品図が制作可能
• パイプ一本ごとにデータ管理

コスト面のメリット

• 作業時間が大幅に短縮できます。（型取り管は半分以下）
• 管一品の作り直しがなくなります。（5%⇒0%　不良によるつくり直しの時間と部材が不要）
• 定盤を必要としないため作業スペースの有効活用ができます。（特に型取管の金型を作るスペースが不要）
• 熟練者を必要としません。（管組立てに熟練した技を必要とせず、初心者でも作業が可能）
• 補助材とその運搬が不要です（接続管において、フランジ・スリーブ管・アングル等の補助材が不要）

安全面・環境面のメリット

• 現場での火気使用がなくなります。（溶接作業、切断作業が不要）
• 重量物の搬入・搬出作業が減少します。
• 廃棄物が減少します。

構成

パイプフォームは計測機(計測器)、再現機と専用ソフトウエアで構成されています。

計測機(計測器)

「計測機(計測器)」、「計測機(計測器)セットテーブル」、「計測機(計測器)コントローラ」で構成されています。 （左から）計測機(計測器)、計測機(計測器)セットテーブル、計測機(計測器)コントローラ

再現機

「再現機」と「再現機コントローラ」で構成されています。 （左から）再現機、再現機コントローラ

専用ソフトウエア

専用ソフトウエアには「計測・再現ソフトウエア」、「合いマークソフトウエア」、「管製作ソフトウエア」及び「設計管ソフトウエア」があります。

仕様

再現装置及び計測装置

※寸法や重量につきましては予告なく変更する場合があります。

計測装置用セットプレート